ちゃげの雑記帳

24歳の医大生が好きなこと、考えたことを発信してます。

最近読んだ本について

 

 この2日間で普段の10倍以上の450アクセス頂き、読者登録も30人以上の方にしていただきました。本当にありがとうございます!

 

今回は前に記事で書いたTUTAYA BOOK APARTMENT で読んだ本について書いていきたいと思います。

 

chagex.hatenablog.com

 

4時間ほどで、丸々2冊読むことができました。1冊目は結構読み応えがあったので、満足しています。

 

 

1冊目に読んだのはこの作品です!

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

 

ピースの又吉直樹さんが2016年に書いた新書です。芥川賞を取った「火花」の後に書かれた作品です。

帯の「なぜ本を読むのか?」というメッセージが気になって手に取りました。僕も小説を読むのは好きですが、文学好きとして知られる又吉さんがなぜこんなにもハマったのか知ることができたらなぁと思って読み始めました。それと、芸人さんが書く文章って面白いんですよね!なんか気負ってなくて、ありのまま書いてるような感じがして好きなんです。

 

結構読み応えのある本でしたが、最初は若き日の又吉少年が純文学にどのように魅せられていくのかをその時の又吉少年の心の動きとともに書かれていました。その影響によっていかにして芸人又吉直樹が生まれたのか、そしてなぜ本を書くようになったのかが書かれています。

面白かったのが、小説を書いてみてから前に読んだ小説を読むとまた違った面白さや言葉の言い回し、文章の構成などが気になってきてまるで別の小説を読んでいるように感じるということでした。自分は小説なんて書いたことがないのでわからないですし、1回読んだ小説をまた読み直すってことはよっぽど気に入った小説じゃないとしないのであまり共感はできませんでしたが、そこまで小説に愛を注げるのは素晴らしいなと思いました。

 

いろんな本を手に取り、ただそれを自分の読み方で楽しく読むこと。これが本を愛する又吉先生の教えなんじゃないかなと思います。小説は批評的に読むこともできるけども、それではつまらないし本当の面白さを見つけることはできない。けれども、自分の視点と照らし合わせ、こんな視点もあるのかという発見やそういう視点は自分と一緒だという共感を楽しむのが大切なんじゃないのか。

 

後半は又吉先生の好きな純文学について思い出混じりに紹介していました。

最近はあまり小説を読んでいなかったのですが、自分の大好きな小説に巡り合うためにまたちょこちょこと読んでみようかなと思いました。

作中で又吉先生もこの小説はすごいとおすすめしていたのですが、中村文則さんの「教団X」は僕も読んで衝撃を受けたのでおすすめしたいと思います。

 

教団X (集英社文庫)

教団X (集英社文庫)

 

 僕が読んだ時はハードカバーのみでしたが、文庫版も出たみたいなので是非!

 

 

2冊目はこちら

 僕も接客業でアルバイトしているので、なにか面白いアイデアやモチベーションにつながるような内容がないかなと思って本を手に取ってみました。

 

この作者清水さんですが、リッツ・カールトン大阪の立ち上げメンバーの1人で、現在は滋賀県でダイニングバーを経営しているそうです。

 

内容については、リッツ・カールトンで有名な「NOと言わないサービス」や、自分が経験したエピソードなどを交えながら、サービスマンに必要な精神について書かれていました。その中で最も大事とも言えるのが、 "クレド"というリッツ・カールトンの社訓のような存在です。日本語で言うと"信念"ですが、これをサービスマン全員が身体に染みこませること、常に意識することが大切であるということでした。

どこの企業でも社訓というものがありますが、それを従業員全員が実践できている会社はどれだけあるんだろうと思いました。ここまで徹底して信念を叩き込まれれば、全員が自信を持ってお客様にサービスすることができます。医師もここまでとは言いませんが、しっかりとホスピタリティをもって患者さんに接することはとても大切だと感じました。

 

もう1つ、確かにそうだと感じたのは、マニュアルは必要だけれども、大切じゃないということです。最低限の流れを教えるためにマニュアルは必要だけれども、あくまで最低限であって、どうしても守らなくてはいけないものは"クレド"すなわち信念であるということです。サービスの根幹である信念がしっかりしていれば、マニュアルなんて大したことはないのです。

 

そうはいってもやっぱりお客様の心を読んでサービスをするのって本当に難しいし、経験がモノをいう職業だなーとつくづく思います。

世の中には変わってる人たくさんいますからね!

 

いろんなジャンルの本を読めるのもTUTAYA BOOK APARTMENTのいいところです。

また暇な時にでも新たな本に出会いに行きたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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