バスケ天皇杯決勝の感想
今更ながらバスケ天皇杯の決勝、千葉VS栃木の試合を見たので感想を書きたいと思います。
会場で見ることができたら盛り上がっただろう決勝にふさわしいかなり良い試合でした。
僕自身、割とBリーグファンです。千葉ジェッツの試合は3回ほど、リンク栃木は1回だけ会場に足を運んで観に行ったことがあります。
どこのファンかと聞かれれば、まぁ千葉ジェッツです。ブースターの盛り上がりも凄いですし、タレントも揃ってます。何より強いし。
そんなわけで、久しぶりに栃木の試合見たんですが、めちゃくちゃ良いチームだなと感じました。田臥さんが欠けている中でもチームはしっかりとまとまっていました。ここにオーストラリア帰りの比江島が加わったら、おそらく千葉はこのままでは勝てないだろうと思います。
僕が思うにこの試合を簡単にまとめると
"個"の千葉VS"チーム"の栃木
といったところでしょうか。
まずはじめに感じたのが、栃木のチームディフェンスの完成度です。リーグ屈指の得点力を誇る千葉に対して40分で60点に抑えてるわけですから、素晴らしいと思います。
1Qから、千葉のピック&ロールに対してダブルチームにいったり、前からのプレッシャーで千葉に簡単な形でボールを貰わせません。
ピック&ロールが主体の千葉は、栃木の前からの厳しいプレッシャーにインサイドが空いていても中に入れることができず、プレッシャーで外でもうまくボールが回らないのでフリーができずにリズムが出てこない。
千葉はかなり流れによって変わるチームなので、乗せると怖いけれどしっかりディフェンスを続ける栃木のようなチームはとても相性がいいと思います。
対して栃木は得意のチームディフェンスや遠藤のスリーポイント、ギブスのオフェンスリバウンドで着実に点を重ねていきます。
第2Qもその流れは変わらずに最大12点差まで広がりますが、千葉が徐々にインサイドを使いだし、ダンカンVS竹内の所のアドバンテージを活かします。
ここまで、千葉のアウトサイドはうまくノーマークを作れずにいましたが、インサイドが効き始めるとアウトサイドも当たり始める。
そうすると速攻も出てくる。千葉の良い流れです。
栃木も相変わらずギブスのインサイドとロシターの得点によって食らいついていきます。
しかしついには第3Qで追いつかれてしまいました。
ここでしっかり追いついてくるのは、さすが千葉といったところでしょうか。
そして、第4Qはまさに死闘です。
4日間で3試合をこなす日程ですから、両チーム共かなり疲弊しています。まして栃木は怪我で田臥さんとセンターのネイミックを欠いているので相当だと思います。
ここでインサイドのギブスのファールがかさんでいってしまったことも栃木にとってはかなりの痛手でした。
お互いに試合を決める場面は何回かありましたが、決めきれず結局60対60で延長戦です。
延長戦入ってすぐに栃木のギブスと千葉のダンカンが立て続けに退場。
ギブスがいなくなると途端にリバウンドが厳しくなる栃木です。うーむ、やっぱりウイングスパン2m超えは偉大だ。
それでも食らいつく栃木。ロシターがしっかりファールをもらいますが、フリースローがイマイチ。いつも結構入るのに、やっぱり疲労かな。
それでもロシターのフリースローで残り15秒で栃木の1点リード。
これは栃木の勝利かと思った残り2.5秒、
富樫のスリーポイント。
全然入ってなかったのに、、、最後の最後で決めるなんてー。普通打たないでしょあそこで。1点負けでスリーポイント打つなんて思わんやん普通!打つなら先言っといてや!
やっぱり持ってる男!富樫勇樹!
いやー。両チーム共にお疲れ様でした。本当に面白い試合だったし、どっちが勝ってもおかしくない試合でした。
ただ、栃木の底力を見た気がした試合でした。比江島という点取り屋が加わり、怪我人も復帰し、完全体となった栃木が恐ろしいです。
Bリーグの未来、日本バスケの未来は明るい!!
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